怒濤の波をぶちやぶれ!

自分のやったことを活字にしていく作業が追い付いていってないので、少し報告が遅れていきますが、、、

 
ひとつ終われば次を考え、次が終われば、移動していく。宿泊所に着いて、目を閉じたかと思うと、朝の光が体を起こす。時間との闘いような2泊3日を制し、(制したつもり。)

大牟田文化会館でのパフォーマンス、洋館でのデモンストレーション、翌日子供たちとひまわりガーデンを作り、2年前に襲った朝倉市の豪雨の爪痕をこの目に焼き付け、市役所で市長、副市長さんと面会をし、杷木(はき)の土地にひまわりを植える。地元の小学生、高校生、住民のみなさんと、たくさんのひまわりを植えてきました。

この2泊3日の行動は、ほんとに怒濤の波のようであり、どこで1日が終わり、どこで始まったのか、とても大事であり、でも記憶が飛びそうであり、とにかくずっと繋がっていた愛溢れる長ーい長ーい1日だったようにも思えます。

言えることは、触れ合うたくさんの愛が自分のアドレナリンを沸き上がらせ、それが流れ込み、思い以上の力が湧いてきたこと。この感覚は言いがたい。通常の仕事では決して味わえない、、この感情はいったいどこから来るのだろうか。何なのだろうか。

 
大牟田文化会館でのステージでは計3個の作品を披露した。前日入りしたわたしは礒濵(いそはま)玄海さんのお店グリーンピースに行き、初めてみるそのお店はお花屋さんという固定概念をぶち破る大きさ。倉庫をモダンにしたような、高さ10メートルぐらい巨大なその吹き抜けの店内を閉店後から借り受け、初めて手にする花器、花材で深夜遅くまでイメージを固めていきました。

女優時代にはリハーサルなしのぶっつけ本番などあるはずもなく、入念なリハーサルを重ねて舞台には立つ。入念なリハーサルを重ねていてもドキドキするのに、、なのに、花をどうだ。それとは比べられない緊張感が走る。全身を覆う。何故なら完璧なリハーサルなど出来ないからだ。花は生物だから時間で変化する。形のないところから形を作っていくのだから、思い通りにいかないことのほうが多い。そこにはいつでもスリルもサスペンスもアクシデントもピンチも何もかもが存在している。ずっぱり!流血だってある。

 
今回、わたしのパフォーマンスに付いてくれてアシスタント役を買って出てくれたのは礒濵さんのお店グリーンピースで部長の園原弘子さん!花歴25年の大ベテラン、高校卒業後から、ここで花一途に生きている本物の花師。でも初々しくて30代そこそこに見える可愛い女性。でも心強い味方だ。

東京でのパフォーマンスをするとき、舞台でアシスタントしてくれるのはJAC後輩の弘子。彼女とまるで同じ名前、同じ漢字!不思議!これも縁?

その花師の弘子さんと息を合わせていく。時計の針は深夜を越えた。いつも思う。どうしてわたしの作品は大きく大きくなっていくのか。持ち時間は7ー9分しかないのに、何故に大きくしていくか、自分!!

しかも出番は3回。その都度、3つも作る!

作ってるうちにどんどん、どでかくなっていく。宿泊所に帰ったのは昔でいうところの丑三つ時。(うしみつどき←古いな)。そこから衣装を決める。作りあげるお花が決まって、やっと衣装を決める。衣装はいつも自前だから自分で決める。さっさと決めて睡眠とればよいのに、あーでもない、こーでもない、とやる厄介な性分だと思う。これでも花の色と着る服の色を一応考える。映えるようにしたり、溶け込んだり。

だからいつもほんとにギリギリ。それでも当日、会場に行ってから、雰囲気を見てガラリと変えることもあるからなおさら、この性格めんどくさい。宿泊所にある洗面所の上半身しか写らない鏡を見ながら、頭が朦朧とするなか、衣装の色を合わしていった。

 
今回。文化会館での和太鼓、三味線とのコラボステージの後、場所をガラリと変えて、もうひとつフラワーアレンジをする夜の部がありました。三井港倶楽部という明治時代に建てられた西洋建築の建物の中で。

そこで今度はテーブルアレンジを披露する。ディナーショーのような形態と言ったら分かりやすいだろうか。約80名のお客様のお食事のあと、フラワーデモンストレーションを披露する。礒濱さんを始め、文化会館でご一緒の櫻井さん、野田さんのアーティストさんと。そして完成したものを文化会館と同じくオークションでお買い上げいただき、収益を寄付させて頂くと言うプロセスです。

 
文化会館での太鼓や三味線ががっちりと体内に、余韻を残すなか、わたしは向かった。

三井港(みついみなと)倶楽部。



 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
三池炭鉱の繁栄を物語る明治期の洋館
「三井港倶楽部」

大牟田市指定有形文化財であり
開業明治41年より100年以上の歴史を
今に残す迎賓館。

 

11 件のコメント

  • Mr紫だから柴じゃないってば! より:
    えっちゃんボナセーラ(こんばんわ)!

    パフォーマンスをしてる時のえっちゃんは、

    眼がギラギラしてるもの、ドームとか、サンシャインとかで、見てて思った。

    ある意味、青春してるよね。

    素敵だなぁ!と思います。

    「まさに一生懸命」ですね。
  • たんぽぽ より:
    悦子さん╰(*´︶`*)╯♡

    お疲れ様です!!
    怒涛の波がバンバン伝わってきます!
    悦子さんのこのパワーが気持ちいい♡
  • 生稲 勇 より:
    悦ちゃんの報告からものすごいパワーをいただきました。
    常に「挑戦」している生き様ですね。カッコいいです。
    足が治ったと思ったら、今度は肩を傷め
    気持ちが落ち込んでいましたが、そんなことしてる場合じゃないと、喝を入れられた感じです。
    でも、休めるときにはしっかり休んでくださいね。
  • 大分 まき より:
    悦子さん
    怒涛の二泊三日の旅、ほんとにお疲れ様でした。
    私たちは、舞台でのパフォーマンスに圧倒され全身でパワーを感じて元気をもらえました!素晴らしいショーでした。
    二日目のヒマワリの種植え
    夜に降った雨もあがり、お天気に恵まれて悦子さんのキラキラ感が半端なく放たれてました!
    この様な事がないと大牟田には縁がなかったと思いますが、花畑に咲き誇るヒマワリを孫に見せてあげたいのでまた行きたいと思います♫
    悦子さん スタッフの方々
    感動をありがとうございました。感謝
  • 浅野 陽子 より:
    本当にお疲れ様です。
    オークションに参加出来ず、
    とても悔やまれています。
    募金した時に頂いた向日葵、
    嬉しかったです。
    帰り道、名古屋で乗ったタクシーの
    運転手さんが、福岡の方で、
    家族は、福岡で、一人単身赴任だそうです。
    福岡の方は、おおらかで、
    誰でもおいでと仲良く迎えてくれるんだよと
    教えて貰いました。
    確かに、道を聞いた時、ずっと細かく
    教えてくれて、とても助かりました。
    よかよかと言う言葉、とても素敵だなぁと
    思います。
    お疲れしゃまやった。ちかっぱよか時間ば、
    しゅごしぇたとたい。
    ゆっくり休んでくれんねね。
    合ってるかな。
  • 小川貞子 より:
    悦ちゃん、お疲れ様です。☺️悦ちゃんのパワーは、大牟田の皆さんに、伝わったと思います。又元気になってくれると信じています。😍
  • 木崎ようこ より:
    怒濤の2はく3日、、お見事に制され
    お疲れ様でした。一つ終わればまた一つ
    大きな波、、それを制され
    意味ある人と人の巡りあい、
    悦子さんの笑顔、行動力、素晴らしき仲間に恵まれ、
    素晴らしき時を過ごされてますね。
    お疲れの処、ブログで報告くださって。
    見る度に感動です。

    繋がりの向日葵🌻、、、今年も沢山の花でしょうね🌻
    お忙しい悦子さん、お身体充分お気をつけて下さい。
    有難う御座います。( ◠‿◠ )🤗🌻
  • 雅空のおじ より:
    悦子さん
    ひまわり🌻プロジェクト
    お疲れ様でした
    2日間の参加しました

    大牟田のひまわり🌻が咲いたら、雅空と見に行きます
  • 宮田文恵 より:
    2日間の迫力、達成感、充分に伝わって来ました。
    生で見たかったてす~
    ゆっくり骨休みしてくださいね🌼💕
  • 月夜のうさぎ より:
    大牟田文化会館のあと、同じ日にそのようなご予定があったんですね!
    こんなハードスケジュールをこなすとは流石ですo(^o^)o
    大牟田の皆さんの心には、ひまわりとともに悦子さんの勇姿が刻まれたことと思います。たくさんの元気と感動いただきました。お疲れさまでした!
  • いちファンのK より:
    素敵な洋館ですね。

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