真面目な話。長文。

 
10年という歳月は過ごす年代で大きく変化する。昔、昔、これから訪れる未来に対しての10年は途方もなく長く、可能性は無限大だと思っていた時期があった。

幼少期からの10年はこどもから少年、少女に変わり、10歳からの10年は大きく体が変わる。20代からの10年は社会に大きく飛び出し、いわゆる世間のいう適齢期というものを迎える。わたしの30代は結婚出産が加わり、もうひとつの人生が始まった。

“未来は永遠にある”と感じてたあの頃。

過去を振り返るとあっという間に感じるのに、未来は永遠に続くように思えた。

わたしは今年、大きな文具店で、なぜかこの一見、書籍のように見える一冊を手にした。

正確に言えばそれはノートであり、備忘録であり、軌跡であり、記しであり、、、それはわたしだけの大きな記録本になる。

この存在は以前から知っていた。けれどもそれを手にすることはなかった。何故か?

怖かったというのが、正直な気持ちだ。10年の重みに向かうのが怖かった。怖いという思いはなぜ起きていたのか、どこから来たものだったのか、いまでも、不明だが、、、まだ、わたしに若さがあったからだろうか、、

けれども2019年の暮れ。原稿用紙を買いに入ったITOYAという大きな文具店で、わたしは引かれるように、これを手にしていた。

わたしは書くことが好きだ。

これまでも数々の体験記や旅行記や日記は残しているが、それを読み返すことなど皆無に等しい。ほとんどしない。

わたしは今年、まもなく65を迎える。初めてこれからの10年を読み返していきたい。1冊にしてみたいと思ったからだ。

ひょっとしたら生きていないかもしれないこの10年を細かく書き記し、それを毎年、同じ日のことを読み返したい。10年を大事にしたい、、と、初めて思ったら、手にしていた。

書き始めた2020年。世界を震撼させる未曾有のことが起きた。外に出られない、人と会えない、当たり前に出来ていたことが出来ない。

いま、わたしにとって、元旦から書き始めたこの”しるし”は、とても貴重になっている。

毎日毎日、家から出られず、襲い来るニュースに心が暗く閉ざされていた日々の、、、心の葛藤を記していることはきっと意味があることに繋がると信じています。

ひょっとしたら10年書けないかもしれない、、なんてことが よぎる歳になりました。

だからこそ、日々、一日一日をしっかり生き抜こう!生き抜くんだ!と思っています。

 
10年日記スタートしています。

 
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

18 件のコメント

  • たんぽぽ より:
    悦子さん╰(*´︶`*)╯♡

    お疲れ様です‼️

    実は私も知人に勧められていました💦
    その日の出来事を記する。もし何もなければ体温、天気だけでもいい。と。認知予防にもなるよ‼️と。

    けれども、先延ばし←面倒くさがりな私😨
    アラ還を機に私も挑戦してみよう‼️
    と、悦子さんの10年日記を見て強く思いました‼️

    私も10年後に悦子さんと一緒に始めた日記を懐かしく
    眺めたい‼️
    明日私も本屋に行ってみよう‼️

    悦子さんありがとうございます😊
    1日を。今をこの時を。大切にできるそんな気がします‼️

    俺の人生はどこから始まり、いったいどこで終わってしまうんだろう♪
    剛さんの歌がよぎりました‼️
  • fujisan より:
    素敵です。ただ素敵。
    私も10年日記を毎年、書店で手に取り断念(笑)
    だけど昨年暮れから、スマホに1日5行日記をスタートしました。たった5行だけど、日に日に財産になっています。
  • ミミ より:
    悦子さんは10年日記を書き記してるんですね
    私は2020年元旦から5年日記を始めました
    今年のクリスマスで59歳になる私!最初10年日記に
    挑戦しようと思ったのですが、10年生きられるのか
    10年書き記せるのか。。。なら、続けられるまずは
    5年日記からと思い、毎日欠かさず書いています
    私も書くことが好きです メールや電話より手紙が好きなんです 自分のために、家族のために、孫7人のために一日、一日を精一杯生きていこうと思ってます
  • 生稲 勇 より:
    私も書くことは大好きです。
    学級通信というものを毎日発行して
    それが本になったりもしました。
    それが日記と言ってしまえばそうなのかもしれませんが
    なぜか「日記」と表紙に書かれたものは
    ずっと避けていた気がします。
    (絵日記も苦手でした…)
    これからの10年かぁ…どうなっているのかな
    孫の成長を楽しみにしながら、私も始めてみようかな。
    未来を生き抜く日記を!
  • 木崎ようこ より:
    お早う御座います。
    日記、、、3年日記、5年日記は、目にした事ありますが、10年日記、目にした事なかったです。
    まず、10年の文字が、頭よぎりました。
    今、何故か、年齢重ねるにつれて、一ヶ月、一年経つの
    早すぎて、10年ってあっという間、過ぎてしまうのか、
    でも、10年、生きてられるか??( ◠‿◠ )🤗
    読む事書く事、認知予防に、
    先ずは、一年日記に、来年から、はじめようかな、
    が今の思いです。
    えつこさん、何時も情報思い、有り難うございます。
    昨日の、夕方のスカイブルー、夕焼け、三日月
    見上げた空、、、小さな幸せでした。🌠
  • るみ より:
    私は5年日記がほぼ空白のままに昨年終わってしまい‥(^o^;)今年からまた5年日記を購入しましたが家計簿化しています( ´Д`)=3

    そのためにブログを毎日更新するようにしていますが、自分史としては筆跡で残す方がいいですね。私もあと2年したら還暦です( ´;゚;∀;゚;)

    長渕家をこよなく愛して応援し続けますからこれからも刺激を受けまくります(#^.^#)
  • 多美子 より:
    悦子さん、私はもうすぐ還暦です。気持ち凄くわかります。今までは未来を考えられた今は考えるのが怖い。自分では若いつもり実際年齢より若いですねと言われる事が多い。しかし今年血液検査で、体にはがたがきてるとしりそして、コロナ。自由に手足を動かせないような世界になり、霧の中にもがいてるような日々。仕事は制限され、益々不安ばかり、年を重ねるとはこう言う事何ですね。今少しだけ時が戻せたらどんなに良いか、細やかな願いです。でも全ての同じ世代の人たちが同じ思いでいるのなら、母親が乗り越えたように進むしかないですよね。
  • 流れ星 より:
    そうですよね〜、、、若い時は未来が果てしなく続いてるようで、残りの人生なんて考えてもみなかった。けど私も最近は自分のこの先の人生をどうやって?とふっと思う事がよくあります。娘達も嫁ぎ、孫達もどんどん成長、、、自分はどうする?急に色々不安になったり、まだまだ!って思ってみたり。悦子さん、10年日記、途中で、なんて言わないで〜、まだまだずーっとずーっと、そして、必ずまたお会いしたいです(^^)
  • FUKIKO より:
    悦子さん
    私も3年日記を付けています。
    その日の事を振り返ってみると
    発見あり、進歩有りで面白いです。
    そして自分へのエールになります‼️
    悦子さんは私の目標です✨
    是非10年後の感想を聞かせて下さい😊
  • さゆり より:
    10年日記、いいですね。
    十年一区切り、薄っぺらい私の人生ですが
    人並みに年代年代で過ごしてきました。
    予定だとそろそろ孫がいても良いのですが(笑)
    まだ娘達は結婚もしていないので
    これからの10年かな?😊
    先の不安は沢山ありますが
    今まで通り流れに身をまかせて・・

    10年後、悦子さんの新たな10年日記(2030~2039)
    blogで見れたらいいな。
  • 久保田恵美子 より:
    明日、私の大切な大親友が還暦になります。

    昨日、私も遊びごころでおめでとうカウントダウンとメールしたら大ウケでした。

    その大親友に私が結婚した34年前にまさしく10年日記をもらいました。
    でも手つかずでそのまま。
    今、このとき書くときなのかな。

    おととい19日34回目の結婚記念日でした。
    背中を押されてますね。
  • こうこ より:
    5年日記や10年日記、身構えます。
    何年前の今日は何を思っていたか、毎日目にするのですね。
    悦ちゃんはあと2ヶ月ちょっとしたら、一年前の自分に会いながら日記を書くのですね。
    自分史ができますね。
    そーか。。。前向きに生きられる気がします。
  • いとうひとみ より:
    1 0年かぁー
    私も本屋さんで何度か挑戦しようと手にしましたが
    どうせ3日坊主になってしまうだろうとあきらめています。
    でもこのコロナ禍で毎日体温と行動を記していたほうがいいと言われ 何と 三ヶ月毎日朝晩の体温と行動をつけています。

    1 0年は長いから自信がないけど この毎日の行動を続けていこうと思いました。
  • 宮城のトムソーヤ より:
    押忍👊
    宮城のトムソーヤです👍

    10年日記ですか〜!
    最高の10年を綴って行きましょう。

    僕も登場出来る様に頑張りま〜す(笑)
  • TaKaKo より:
    悦子さん、おはようございます!

    日記帳の話し。
    亡くなった母はいつからか毎年手帳を買ってきて1日の終わりに日記を書いていました。
    何年分あるのかわかりませんが、実家に帰る度押し入れから数冊ずつ探しだしては読んでいます。
    簡単な家計簿、その日の出来事、その時の母の感情などが書かれていました。
    自分の記憶と擦り合わせたり初めて知る出来事だったり、涙なくして読めません。
    あの時こうしてやっていればと後悔することもあります。

    母はもういないけど母と昔話をしているような気分にもなります。
    所々に雑誌やカレンダーから切り取ったであろう花の写真が貼ってあるのが花好きの母らしいなぁとまたまたなみだがとまりません。
  • tonton より:
    10年日記、5年日記、3年日記、三日坊主の私は憧れます。いいですねっ
    66才、寝る前にカサカサの肘、膝、踵に、クリームを塗るとき「あーーー お婆さんの腕や足だわ~」と嘆く日々です。10年前には、こんなこと思わなかったような。
    10年後もし生きてたら、今よりもっと年老いた自分と向き合っているはず。 ならば今だからできること、後悔しないように「やるなら今しかねえ」を忘れずにですね(笑)
  • 浅野 陽子 より:
    私も仕事で、毎月、
    報告書を書かないといけないので、
    毎日メモをして、書類を作ります。
    子供達の事ばかりですが、
    もう20年以上、書き連ねてあります。
  • いちファンのk より:
    今まで気が向いた時に日記を書いてて、日記帳たくさんあります。
    書くときは書く、書かないときは全然書かない気まぐれ日記ですが。
    新しい日記帳買おうとしたら、◯年日記って今、売ってるんですね。

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