十月九日
奈良県明日香にある
天武天皇、持統天皇御陵にて
天武忌ご献華奉納。
九時
風一つない無風の中、
山田法胤菅主、村上副住職始め
24名のご僧侶による御経の響き渡る中
天武忌奉納式典が
取り行われました。
九時半
全くの無風から
私のご献華の直前に
ふわ~っ ふわっ~と
何度も何度も御陵の上から
風が吹いて来ました。
ゆさゆさと揺れる御陵の木々。
私の創作に使用した
天に向かって
伸びたる 長い石化柳も
ゆらゆらと右や左に
何度も何度も揺れ始めました。
それはまさしく風の舞いでした。
それはまさしく天武天皇の風だと感じました。
その風の中
御陵に繋がる十段の階段を昇り
私が創作した
献花をお納めさせて頂きました。
ここに来させて頂いた感謝の意を
心より
お伝えさせて頂き、
私は手を合わせ深々と二礼させて頂きました。
言葉にならない緊張と至福と感動が
一挙に押し寄せ
更なる精進を誓いました。
ありがとうございました。
天武忌ご献華は
ここに無事終わりました。