今夜、10時、名古屋に、着きました。
そして
タクシーに乗りました。

10分ぐらい走った頃でしょうか？
タクシーのラジオから

「志穂美悦子さんの映画ですね、これは。」

と、男性のパーソナリティーの声。

ん！？  ん！？？？

「はい。次は志穂美悦子さんの映画

『女必殺拳』のテーマ曲です」

と言ったかと思うと

私の初の主演映画のテーマ曲！
と、いうか
劇中でも流れるメイン曲が流れてきました。

説明は
これのみ。

ん？
これは
何？何故にこの曲が？

私はわからないまま、この物凄く懐かしいテーマ曲を
聴くこととなる。

しかも運転手さんと二人で。

運転手さんは
年配の方だったけど
後部座席の私が
その映画のテーマ曲と関係ある人物だとは
知るはずも無く…

終わった後に再び
パーソナリティーの方が

「あー！
この曲、キイハンターも彷彿させますし、仮面ライダーも彷彿させますね～。
何故なら作曲者が同じ方ですもんね～。」

えー！
そうなんだ…
40年の時空を越えて初めて知る事実。

そのあとは
すぐに
米映画のロッキーの、あの有名な誰もが知ってるテーマ曲に変わった。

これはテーマ曲を
取り上げた番組なのだと
その時、初めてわかる。

私がタクシーに乗った時間は
わずか15分ほど。
たった15分の間の出来事。

しかも名古屋で
思いもかけぬ
「18歳の私からのプレゼント」のような
出来事に出会った。

誰がリクエストしてくれたのか、
それとも
番組の誰かが
選んでくれたのか
わからなかったけれど。

なんだか恐ろしいぐらいに
偶然過ぎる偶然に
不思議な温かさを感じたひとときでした。

先週
鹿児島で
泊まったホテルの部屋番号は1029。

自分の誕生日と同じ部屋番号。
私の長い人生で初めてこと。

なんだか
行く先々で
面白いほどの偶然に出会っている。