長~い話し。


無事に

大阪が終わりほっとしてます。台風、直撃しなくて

ほんとうに良かった。交通機関が麻痺しなくてほんとうに良かった。無事に終われてほんとうに良かった。

大雨風のなか、大変な思いのなか、脚を運んでくれたみなさまにはほんとうに感謝してます。

ずぶ濡れのかた。大丈夫でしたか。






今年の台風は8月20日ごろから

頻繁に日本列島を襲い

Uターンするような不思議な経路をたどり、また戻ってきた台風もあるかと思えば

北海道には過去にない1週間に3回も

上陸して、大きな爪痕残したりと



まだまだ揺れに揺れている日本です。



まもなく10月になりますが

秋晴れの空はいつ拝めるのか……





ところで

我が家には毎夏ですが、

家の外壁に

セミたちがたくさんの脱け殻を残して飛び立っているのです。

これは

今年のもの。





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うちの外壁は

ざらざらしていて

間違って腕が当たるとそれはそれは

痛いほどで、



だから

なのか

それを知っているのか

だとしたら

なぜ??



ほんとに不思議なのだけど

セミの幼虫たちは土から出ると、

目の前の木に登っていかなくて、

たくさんあるのに?

うちの土の庭から

約4メートルも離れたテラスを挟んだ

この壁をよじ登るのか……



そのメカニズムはわたしにはわかってないのだけど

とにかくうちの

庭から出てきた幼虫には違いないのだろうけど

木よりもこの壁を目指して歩き、

この壁をよじ登り、そこで

羽化し、

明け方飛び立っている。



可愛い……いわば壁のブローチみたいなのを毎年たくさんつけるのです。



で。



これは1昨年の話しなのだけど、

花のアレンジメントに没頭してた夏の夜中、

わたしの花を作る部屋は

(と。いうよりここは犬小屋のある土間といったほうがより正確で、

外と繋がっているので靴で入る土間風の部屋)

ここで

夜な夜な花の創作をしていた。



その日は台風の日で

雨が降っていた。



あれは真夜中の12時頃

テラスに続く

開いている大きなガラス扉の外を

ふと、

見ると家の外壁に

なんかが付いててそこからだらりとぬるっと

緑色のものが垂れ下がっている……



ぎょ!



ちょっとびっくりしたのだけど

よーく見ると、まさにセミの羽化の寸前ではないか。



そこは庭から5ー6メートルほど内部に入っていて

しかも天井があるとこだから

雨はしっかり避けれるところ。





雨風をしのぐためにここまで石のテラスをてくてく歩いてきて

しかもここの壁はざらざらしてなくてとても

登りにくい壁だろうに、



ややもすると滑って落ちてしまうであろう白壁なのに

ここなら台風からは

安全と思ったのか、



そういうセンサー的なものがセミの幼虫には組み込まれているのか、

よくぞ、ここを選んで登り、



こんな真夜中に殻から出てきているんだなと、



わたしはしばし感動でこの、生命の仕組みに感銘しながら

手を止めて見ていたのですよ。





そしたら

何時間もかけて

広げた!広げた!

この緑の柔らかい羽根を!





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感動したね。

感動したよ。








感動しながら

眺めていた!

綺麗……




でもね。

ここは

屋根はあるけど外なんだよ。

だから、



またびっくりしたよ!

、突然

台風の、風がビューっと吹いて

この蝉の、赤ちゃんは抜け殻もろとも

ぶっ飛んでしまった!



あーーーーーっ!!!

地べたに落ちてしまった!

あわてる、わたし!

あーーーーーっ!!!

すかさず、

拾いに行き、

それを大事にそっと手に取り、部屋に入り。

動転しながらもとっさに

わたしがアレンジメントで使っている流木の枝を引っ張り出してきて、



そっと付けてみた。





留まった!



腕の太さぐらいの流木の枝で

この緑の蝉の赤ちゃんは、なんとか食らいついたの!



びっくりしただろうなあ!わたしもびっくり仰天!驚いたけど、

本人は、まあ崖から落ちたようなもので、

そのわずか1.5メートルぐらいと言えど

落下にかかったGとか、衝撃とか



そんなものは経験したこと、ないだろうし

どこか傷めてたら

これ以上

成長していけるのか……

そんなことを考えながら

それから

また観察してしまった。



そしたら

緑の羽根がだんだん

固く(⬅たぶん触ってはないけど)緑から茶色にと変化してきた。



それが

明け方の5時頃のこと。

わたしは7時には起きて新幹線に、乗らなくてはいけなかったので

それから

この蝉が完全に大人になり

ここから飛び出ていってくれることを

祈り、外と中を隔てていたガラスの大扉を物騒なぐらいに全開にして、寝た。



明けて

朝。

忘れもしないよ。



朝早く目を覚まし、

見ると

その発達途上の緑の幼きセミの、あかちゃんが居たところには

なんの跡形もなかった…。





雨はやんでいた。




あの日も大阪に向かう朝のこと。





大きな出来立ての茶色の羽根を広げて

宙を舞い、天高く空に駆け出していってくれたであろう命の話し。





台風のよき思い出。





17 件のコメント

  • 長渕ファン最強夫婦★ より:
    無事に大阪公演終わって良かったです!
    本当にお疲れ様でした!
    あとは広島だけになりましたね!
    剛が体調が悪かったみたいで心配です(;_・)
    広島までには体調万全になってほしいです
    早く治るよう祈ってます(>_<)


    命って素晴らしいですね✨✨
    殻から出てきた蝉の羽は緑なんですね!
    きっと元気に飛び立ったんでしょうね(^-^)
  • 真奈美 より:
    悦子様、いつもブログ楽しみに見させていただいてます。私は37歳の主婦です。昨日主人の母に子供を預けて夫婦で大阪ライブ参戦しました。2階席で、剛が出てきてから私はずっと涙止まらず…涙・涙のライブでした。
    又前向きに色々と頑張ろうと力が沸いてます!!本当にありがとうございました。

    セミのお話…とても興味深く読ませて頂きました。
  • 木崎ようこ より:
    生命の誕生、、、本当に神秘的ですね、
    地球=宇宙、本当に神秘的ですね。
    私の謎謎、あの青い宇宙の果ては、どうなってるのか
    私には、謎謎です。
    果てを知り得るにはとうてい無限の課題ですよね(^_^)



    前回のブログで、高齢者の事、
    高齢者っで言う言葉嫌ですが、身勝手な事、
    公共施設での、多々の割引制度、この時ばかりは、
    高齢者の制度にあやかってます。(^_^)(^_^)♪ ♪ ♪
    身勝手な話しです。

    孵化した蝉も短い命を、青空に飛び立ったのですね。
  • 長渕ファミリーファン より:
    大阪ライヴお疲れ様でした。

    セミも懸命に生きているんですね。
  • りなぴょん より:
    悦子さま。
    私は一昨日。大阪ライブに参加させていただきました。台風が心配でしたが、会場に着く頃には雨も止んで。富士山でのあの奇跡を思い出しました。
    元気、癒し、パワー、やさしさ。たくさんもらいました。ありがとうございました。

    蝉の羽化。すごいです。実は私、今年の夏前に事情があって、家の木を全部切ったのです。そしたら。土の中から。蝉が出てきてるのを、洗濯してるときに発見して。もーびっくりして。木を切ったからごめんな、と本当にどうしようかと思い。息子と一緒に近くの木のところに運んだのですが。しっかり出てきてくれたかどうかは、わからないのです。
    自然って。なんか、すごいと、思った出来事でした。
  • yuki より:
    大阪公演も終わり、後はファイナルの広島。
    もうすぐ終わっちゃうと思うと寂しいです。

    剛さんの体調が心配です。


    セミのふ化、私も見たことあります。
    命の誕生、神秘的ですね。
    精一杯生きないとダメですね。
  • あみ より:
    悦子さん、こんばんは☆

    一昨年の台風の日に、悦子さんと蝉の赤ちゃんとの間にこんなドラマが繰り広げられていたんですね。
    小さな命の輝きを可愛い壁のブローチと思ってくれているから、蝉たちも頑張ってくれているのかも(^^)

    昨日の大阪のライブ、本当に最高でした。
    こんなに素敵で魅力溢れる最高のライブを私達に観させてくれる剛さんに本当にありがとうございましたという気持ちです。22歳の弟も号泣してました。
    何の取り柄もありませんが、剛ファンであることが誇りです。
  • ハピエル1106 より:
    長渕家出身の蝉達 腹の底から鳴き短い命を
    精一杯生きたと思いたいですね(*^^*)

    えっちゃん 羽化したてのセミが緑色なのだと知り驚きましたΣ(゚ω゚ノ)ノ
    貴重な画像アップありがとうございます!

    まだまだ世の中知らない事だらけ アンテナ高くして
    楽しまないと もったいないもったいない(;^ω^)ですね
  • より:
    大阪、無事に公演出来て良かったです。
    蝉の脱け殻は沢山ありますが、脱皮するのは見たことないです。
    去年、オニヤンマの脱皮は見ました!
    羽の色がゆっくりと変わっていき、本当に神秘的で感動しました。
    いつか、蝉の脱皮も見て見たいです。
  • まあ より:
    大阪ライブ

    深く深く心に沁みて

    「さようならの唄」が何故か
    すごく寂しくて
    涙が止まりませんでした

    また逢えるやんね…
    また絶対に逢いたいです!

    台風直撃のニュースを見ても
    不思議と心配は無くて
    案の定、開場時間には
    小雨程度で
    やっぱり剛のライブやなぁって
    思いました(*´︶`*)

    壁によじ登り 雨風をしのぎ
    ただ生きる為に羽を広げる蝉

    最高なライブの後に
    素敵なお話 有難うございました
    (* ˘ ˘)♡
  • 浅野 陽子 より:
    私は仕事で曲がり角に立っています。その角のお宅には、大きなシュロの木が植えられていて、南天、梅の木、おしろいばな、さるすべり、もみじと、とてもカラフルで朝少しだけ、鑑賞させて貰っています。初夏になると、くまんばちが、枝にドリルの様に穴を開けて、次の世代の子供作りにやってきます。秋はシュロの実を食べにムクドリが来ます。夏はセミの抜け殻があるので、今年は多いなぁと楽しみにしています。朝ふと見ると、抜けながら、イナバウワーしているセミがいて、このままだと落下すると思い、手袋に付けて、仕事していました。最後の子供が通ると、小学校に行くので、手につけたまま、校門に向かいました。校長先生が目ざとく見つけ、先生に頼んで学校の木に、無事とまらせてもらいました。中には、見た事のない先生もいて、驚いていました。子供と公園で脱皮した殻を、セミさんのお洋服だねとたくさん集めて、服に付けて遊んでいた頃を思い出します。
  • HIDE より:
    こんにちは。
    今回の蝉の話、生命を感じます。
    で、ふと、私も思い出しました。今、23歳の息子がアゲハ蝶や蝉の幼虫を家に持って来ては、成虫になるまでお世話していた幼い日を!
    蝉も抜け殻だと拾って来たらまだ生きてて、慌ててカーテンにくっつけたり、大きなイモムシだと言いながら、みかんの木から葉っぱを取ってきたり。
    小さな生命を大切にする息子に目を細めてた私。

    でも、実は私ちょっとだけ虫は苦手なんです(-。-;
  • 米田美奈 より:
    剛さんに会えました(≧∇≦)
    やっぱり素敵(≧∇≦)
    悦子さんが羨ましい*\(^o^)/*
    剛さんが旦那さまで(≧∇≦)
    これからもファン死んでもファンでいます*\(^o^)/*
  • 佳世 より:
    夏になると木の周りの数個の穴が不思議でした。

    そして何年か前に夜、旦那と歩いていたら道になにやら得体の知れぬ黒い物がウヨウヨ本当に大群がウヨウヨ歩いていて。旦那が蝉の幼虫だよ!と教えてくれてそこで初めて蝉の幼虫は羽化する場所を自分で歩いて探してるんだと知りました!
    そこで不思議に思っていた穴と話が繋がり一気に謎がとけました。
    そんな神秘的な蝉だけど私は蝉が苦手です(笑)

    あと私はクワガタの幼虫も育てた事があって羽化は見た目グロテスクだけど感動ですよ。
    私も時間を忘れて間近でオスになるのかメスなのか見たことを思い出しました!
  • YUMIKO より:
    剛さんのラジオ、九州被災地の皆さんへ…..じいちゃん、ばあちゃんと呼び掛けていましたね。
    悦子さんの、はたと考える
    蝉のお話
    命をいつも感じて胸がいっぱいになりました。
    小さな命を助けて見守り大切にされる悦子さん。ほんとに素敵です。
    剛さんが羨ましいです。あ、私は女ですけど(^^ゞ
    大阪本当に開催できて嬉しいです!私は東京2日目でしたが、もしも中止になったりしたら、明日からどうやって生きていけばいいのか、途方にくれて立ち上がれません!自分が行くのではないけれど、本当に嬉しかったです。
    剛さんの体調大変心配です。後広島ファイナルですね!祈っています。
  • いちファンのK より:
    お産の手助け!?され感動的ですね。
    セミが羽化するの見たことありません(>_<)
    自然の動植物に触れ、色々感じること多いようで私も見習いたいです^^;
    セミ(虫)にも好かれる長渕邸、私もセミになりたい笑
  • たんぽぽ より:
    剛さん悦子さんお疲れ様でした。

    20日大阪2階で参戦しました。
    主人と2人で祝還暦の横断幕を掲げての参戦でした!最高でした(^^)

    毎回悦子さんいないかな⁈ってキョロキョロする私。
    2階の左、スタッフさんしか入れないような場所で女の方の足しか見えなかったけど悦子さんかな⁈とか⁈
    剛さん悦子さんどうかお身体ご自愛くださいね!
    これからもずっとお二人を追いかけます!

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